会長の時間(4)

古河東ロータリークラブ2024-25年度

会長の時間(4)

2024年7月21日 会長の時間 0

クラブ戦略計画

 本年度のステファニー A. アーチック国際ロータリー会長は、5年前の2019年に国際ロータリーのロータリー戦略計画委員会委員長として「戦略計画委員会からのメッセージ」(別紙参照)を発表しました。戦略計画を打ち出したまでの経緯から、なぜ戦略計画が必要か、そしてどの様にして戦略計画を打ち立てるかなど分かりやすいメッセージとなっています。「戦略計画」は2007年発足しました(別紙参照)。当初日本は、戦いのイメージがあるため「長期計画」としていましたが、2010年に原文に合わせて「戦略計画」と名称を正式に和訳し直しました。そして、2019年からは「行動計画」とも呼ぶようになりました。変わりゆく時代の中で行動をする時が来たとし、ロータリーの基本理念(※1)は変えずに、新しい4つの優先事項、

①より大きなインパクトをもたらす

②参加者の基盤を広げる

③参加者の積極的な関りを促す

④適応力を高める

を土台に新しいビジョンを描き、活性化されたクラブ活動を目指す必要があると唱えております。後は、我々がこれらをツールとして利用し、計画、実行、確認チェック、更なるアクション(PDCAサイクル)をするか否かであります。

 また、「ロータリーの友」2024年2月号と7月号の記事には、「行動計画とは、過去の結果を精査し、クラブの強みと弱みを評価し、新たな課題に取り組むためのツールです。 変わりゆく世界の中で、クラブがじっと立ち止まっている余裕はありません。とはいえ、私たちが取り入れる変化は、より大きなビジョンに向けて支え合うような、戦略的に一貫したものである必要があります。行動計画は、このビジョンに向け、クラブ内で効果的な変化を生み出すのに役立ちます。行動計画に沿って地域社会のニーズに取り組むことで、全てのロータリー会員に、それぞれのクラブへの帰属意識が末永く育まれることでしょう。」とあります。

 戦略計画は、ロータリー章典(ロータリークラブ定款・細則作成の基本となるもの)に、「クラブリーダシッププラン」として詳細に掲載されておりますので、後ほどご紹介できればと思います。

 まずは、当クラブの「クラブ戦略計画」をご覧になって、これらの目的達成のための計画がなされているか?ロータリーに関わり合い、確認してみましょう。これらの一連の行動は皆様の各事業活動にも通じるものであり、各自の行動が大きな支えとなり、大きなプロジェクトが打ち立てられる訳であり、それぞれの事業計画に必ずや役立ち、やがては大きな発展へと導かれることでしょう。

(ロータリー賞(クラブ優秀賞)との関係)

 ロータリー賞は本年度より「クラブ優秀賞」と呼ぶようになりました、この制度が出来た当初はRI会長賞と呼んでいました。「クラブ優秀賞」は、ロータリー戦略計画の優先事項を支え、ロータリークラブの活動や成果を評価するための賞です。クラブが特定の目標を達成し、ロータリーの理念に基づいた活動を行った場合に授与されます。クラブは、これらの項目を達成するために丸1年間をかけて取り組み(今後は、「3-year Rolling Targets/Plan」(3ヶ年計画)により進む)ます。これらは各クラブの会長を中心として、「My ROTARY」により、ロータリークラブ・セントラルで目標を設定し、RI人頭分担金を期限内に支払うなどの条件を満たす必要があります。この賞には、シルバー賞、ゴールド賞、プラチナ賞などのランクがあり、達成した項目数に応じて異なるランクが授与されます。なお、当クラブは、佐藤孝子年度から武澤郁雄年度まで9年連続のロータリー賞獲得となっておりますが、実はその前の2005-06小森谷久雄年度、2008-09山崎清司年度、2010-11高橋采子年度の3回受賞しておりますので、総計では12回となります。2010-11年度は大きな震災もあり、私も会長エレクトでもあったので、この計画入力から最後の目標達成申請まで関わったので、大変よく覚えておりますが、翌年度の私の年度は、自分が会長という事で忙しさにかまけて、申請等自体をせず、こんなに大事な物事であることの認識不足でありました。

 いずれにしても、結果的には、「クラブ戦略計画」を踏まえ、「クラブ優秀賞」獲得のためのツールとしてのロータリークラブ・セントラルで目標を設定していく流れとなる訳でありますので、密接な関係があるという事になります。クラブ優秀賞は、要綱をしっかりと熟読し、目標設定、実行、達成入力と進めていくと、2820地区全クラブ達成のように、努力次第で達成可能なものであります。しかし、これらを達成、受賞することが目標、最終段階ではありません。あくまでもそれらを道具として、目標に向けたクラブの活性化であり、強いクラブを作ることにあります。

 今後の会長の時間を利用しまして、「クラブ戦略計画」や「クラブ優秀賞獲得のためのロータリークラブ・セントラル目標設定」についてなど、時間の関係上、小分けをして、皆さんと一緒に考えて行く時間を持ちたいと思います。どうか皆様、一緒にロータリーの行動をしましょう!ロータリーに関わりましょう!永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「間を増やして、いクラブを作りましょう」。

(※1)ロータリーの基本理念:2022手続要覧(P2~5)の、ロータリーの公式標語である「超我の奉仕」と「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」、「ロータリーの使命」、「中核的価値観」、「DEI」、「四つのテスト」、「ロータリーの目的」「五大奉仕部門」などを言う。

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