会長の時間(39)

古河東ロータリークラブ2024-25年度

会長の時間(39)

2025年4月20日 会長の時間 0

「四つのテスト」
 本日は四月の第四週、柿沼・井上年度もまもなく、おかげさまで第四十回目に突入など…の四つづきという事で「四つのテスト」についてです。
THE 4-WAY TEST
Of the things we think, say or do
  1) Is it the TRUTH?
  2) Is it FAIR to all concerned?
  3) Will it build GOODWILL and BETTER FRIENDSHIPS?
  4) Will it be BENEFICIAL to all concerned?
 はハーバ-トテ-ラ-が作った原文です。
会長の時間で何度かお話いたしましたが、本年度ステファニー・アーチックRI会長は、「平和構築の手段の一つに、「四つのテスト」があります。すべてのロータリー会員が、単に「四つのテスト」を暗唱するのではなく、それを真に実践していれば、世界はよりよくなるでしょう。ロータリー会員が平和構築活動を支援する方法はたくさんありますが、それは、平和を世界に広げるには、まず自分自身の中に平和を見出さなければならないということです。」と思いやりある行動を取ることで、自ずとより効果的な方向につながると唱えています。
この「四つのテスト」の日本語翻訳について、各クラブからの応募の中から選んだ、私が前回の会長であった14年前の「会長の時間」の原稿(一部変更)を配布しますので、ご覧ください。また「ロータリーの友」2025年1月号の特集記事を必ず一読ください。特に後半のロータリーの友編集担当理事の本田博己(前橋RC.第2840地区2013-14)PDGの記事は必読です。
1954(昭和29)年、各ロ-タリ-クラブからの応募があり、70数件におよぶ多様の翻訳で、その中から本田親男(東京RC)毎日新聞社長案が当選原案として採択され、表題については手島知健(東京RC)氏が応募案の中で一番多い用語が使われている「四つのテスト」が選ばれました。
四つのテスト
言行はこれに照らしてから
  1.真実か どうか
  2.みんなに公平か
  3.好意と友情を深めるか
  4. みんなのためになるか どうか

四つのテスト」については、沿革や解釈は種々文献があり、その考え方も様々であります。私は以前より申しておりました「ロータリーにはNOがない」や「ロータリーには脳がない...」(大変ご無礼しました)ではなく、私は「ロータリーには答えがない」(ロータリーの答えは一つでない)と常々思っております。 この「四つのテスト」についても、それぞれの考えがあり各々の解釈があって良いのではないでしょうか。 我々ロ-タリアンは職業人として生業を全うし、集い会い、そこから生まれた奉仕を自他に捧げますが、その過程で、ある判断を下すときにその材料としてこの四つのテストを使用するのに役立つこと(自分自身を振り返る鏡として奨励し、他人を判断するための道具ではない。)でしょう。 この意味でロータリーの目的、職業宣言、行動規範とはまた異にするものであります。次回以降、この件で触れて行ければと思います。
「簡潔で分かりやすく、命令系で無く疑問体で、ロータリアンおよびローターアクターそしてロ-リアン以外の若い方々にも難解でないもの」として、1932(昭和7)年から愛用されてきました。そして、アーチックRI会長は、「積極的な平和を通じて分断された世界を癒やす」としています。この「四つのテスト」は今後においても 1.真実 2.公平 3.友情 4.皆の為 として 言行はこれに照らし、いつまでもいつまでも続く事でしょう。
また「四つのテスト」の原案者である本田親男さんを知る故トミー植松会員による和訳、解釈を語って頂いた卓話原稿(長~い)が、後方のコミュニティーブースにありますので、ご覧ください。漫談ありでおもしろいですよ。
さあ今後もどうぞロータリーにかかわり、日々、奉仕の理念を実践し、永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「仲間をやして、いクラブを作っていきましょう」。

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