会長の時間(42)

古河東ロータリークラブ2024-25年度

会長の時間(42)

2025年5月25日 会長の時間 0

青少年奉仕月間

 本日は、「青少年奉仕月間」に因み、外部卓話と致しまして当地区のローターアクト(RAC)総括委員長であります塚越俊祐様(つくば学園RC)にお越し頂いております。「地区のRACの現況と今後の展望、そしてRYLAについて」卓話を頂戴いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

青少年奉仕月間」は、ロータリーの特別月間(クラブだけでなく、ロータリアン一人ひとりが、ロータリーの活動に参加するよう強調するため、国際ロータリー(RI)理事会が指定した月間のこと)の内、7つの重点分野を除く残り5つの特別月間(会員増強、財団、職業奉仕、青少年奉仕、親睦活動(また日本独自の米山月間は10月の地域社会の経済発展月間と同月))の1つです。この月間では、青少年の育成を支援するすべてのロータリー活動に焦点を当てる月間で、ロータリークラブは、ロータリアンとロータリー家族に対しクラブの会報等に、またロータリアン以外の外部に対しては公共イメ-ジ向上の資料に「各々のロータリアンは青少年の模範」である旨のスローガンを取り入れるよう奨励されています。

1当地区の青少年奉仕としては、次の3つの大きな柱(プログラム)があります。

  • インターアクトクラブ(6クラブ)への支援
  • ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA。通称ライラセミナー)の実施
  • ロータリー青少年交換への援助

 (今までですと、ここに「ローターアクトクラブ」が入りましたが、、当地区では、RIの方針と大髙ガバナーの地区行動目標に基づき、本年度より担当の5グループの奉仕委員会の内、青少年奉仕委員会を分離して「ローターアクト委員会」を別の1つのグループとして、6グループとしました。これで、「ローターアクト委員会」(地区内8クラブ)は単独の委員会となり、ガバナー直轄の委員会として、より一層の目的を遂行し、各クラブが活性化することが出来ます。)

 また、青少年奉仕の関連するプロジェクト遂行にあたり、「青少年と接する際の行動規範に関する声明」として、「ロータリーの活動に参加するすべての青少年のために安全な環境をつくり、これを維持するよう努める。(具体的には)ロータリアン、そのパートナー、その他のボランティアは、接する児童および青少年の安全を考え、肉体的、性的、あるいは感情的な虐待から身の安全を守るため、最善を尽くさなければならない(ロータリー章典2.120.1.)。」とされており「危機管理」の周知と徹底が、青少年の育成には絶対的に切り離せない責務であります。

2当クラブは、過去において、大いに国際奉仕が目立っていた時代もありましたが、それ以前には、長期と短期の青少年交換も大変活発に行われていました。また、RYLAも多くの参加者で大変盛況でした。因みに2008(平成20)年は私が当時新世代奉仕委員長(山崎清司会長時代。2013年より「青少年奉仕」と改称。)を仰せつかり12(会員4、青少年交換生2、米山奨学生1、会員従業員1、RAC4)名の参加者があり、「様々な職業や年齢の方が出会い&デッスカッションを通して新しい自分を発見することができたのでとても良かった」という感想などを当時頂いております。

 昔々、国際と財団と言えば、山崎さん。米山と言えば、久野さん。そして新世代、アクトと言えば、坂田さんでした。そして、ポール杉岡さんもおりまして、東の樹は花満開でした。(大変失礼しました。)

 最後に、研究会等で話された講師の方々の青少年奉仕に対する名句を幾つかご紹介いたします。

〇「新世代の奉仕はその時にすぐ実るばかりでなく、後に必ずや実り大きくなるはずです。」2008-09年度当地区、作山吉永クラブ奉仕総括委員長(高萩RC)

〇「若者を見れば、その国、その社会の未来がわかると言われています。ロ-タリアンは青少年の模範と成るべく、まず自分自身から始めること、自分自身を変えることから始めよう。」永井靖彦パストガバナー (水戸東RC。当時同カウンセラー)

〇「感動によって人は育つ。ロータリーの活動を通じて、青少年に刺激を与え、感動を与えるような活動を見つけ、一緒に奉仕を実践する事がロータリアンの一つの使命である」RID2580

嶋村文男パストガバナー (東京東江戸川RC)
1908年、冬の寒い日に売れない新聞を抱えて震えている少年を救ったことから始まったロータリーの青少年奉仕活動はその後、戦前は障害のある青少年に対しての奉仕活動、戦中は孤児や貧困者への支援となり、戦後になり、1962年にインターアクト発足、 1968年にローターアクト発足、 1971年にRYRA開始、1974年に青少年交換プログラム開始され、この後、ロータリー財団を通じて、世界社会奉仕(WCS)を実施し、1985年のポリオ・プラスプログラムなど、数々の国際的な人道的奉仕活動が活発化になりました。そして、2010年に「新世代奉仕」が加わったことで五大奉仕となっています。恐るべし青少年奉仕活動ですね。
 
そして、2017年には「私たちは、世界で、地域社会で、そして自分自身の中で、持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指しています。」とビジョン声明を発表しました。今後もロータリーにかかわり、日々、奉仕の理念を実践し、永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「仲間をやして、いクラブを作って参りましょう」。

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