会長の時間(20)
<「ロータリー年度」の由来> My ROTARYより転載
ロータリー年度は、なぜ7月1日に始まるのかと、疑問に感じたことはありませんか。これは、毎年開催される国際大会※に、その由縁があります。 ロータリーの最初の会計年度は、第1回大会が終了した翌日の1910年8月18日に始まりました。翌年度も同様に、国際大会の日程に合わせ、8月21日開始となっています。 そして、ロータリーの最初の会計年度は大会終了の翌日に開始しました。さらに翌年の1912年8月、理事会が当時の国際ロータリークラブ連合会の会計監査を依頼した際、クラブ幹事と会計が十分な時間をもって、大会に向けた財務報告を準備し、クラブ代議員の数を決定できるよう、会計年度の最終日は6月30日にするのがよいとの提案を会計士から受けました。 執行委員会はこれに同意し、1913年4月の会合で、6月30日を会計年度最終日と定めました。この決定に伴い、クラブ会員数の報告と支払いに関する期日のほか、「The Rotarian」誌の巻番号システム(1914年7月の第5巻より開始)もまた変更されました。
ロータリーはその後、1917年まで、7月または8月に年次大会を開催していましたが、1916年大会(米国、シンシナティ)での代議員が、夏場の暑さを考慮し、大会を6月に開催する決議案を採択しました。これにより、次の大会となるアトランタ大会は6月17~21日に開催されました。 「ロータリー年度」という表現は、ロータリーの運営年度を示す用語として、1913年から使用されているようです。同年7月の「ザ・ロータリアン」誌には、「終わりに近づきつつある本ロータリー年度は、クラブが容易に集結できるよう、充実したクラブ合同会合が行われた一年でした」と記されています。執行委員会による1913年の決定以来、ロータリー年度の最終日は6月30日となっています。
皆さんの事業所の事業年度はいつでしょうか?法人の場合は、今月の11月が決算締めであれば12月から始まって、翌年11月迄が1事業年度となる訳で、個人事業の場合は、暦月で算定しますので、1月から12月迄が1年分となります。
官公庁関係の会計年度は、国の場合は財政法、地方自治体は地方自治法により4月から3月迄と定められています。学校関係や法人会、商工会議所、青色申告会などの税務関連団体、例えば我々の税理士会なども、4月から3月迄が1事業年度です。 ところが、税務署等の国税に関連する組織は、7月1日から6月30日が事務年度となります。これて合わせて税務署の定期人事異動はその年度7月10日とされています。理由は、3月15日までの個人の所得税等の確定申告や国内法人の2割を占める3月決算法人の提出される法人税等の確定申告の提出を考慮してのものと考えられます。(この続きとして税務調査の話がありますが、後日にします)一般的には、「年」あるいは「年分」は(=暦年、1月1日~12月31日)を言い、「年度」は(4月1日~翌年3月1日)を差します。日本の会計年度の始まりについては、年貢米による租税の納め方や財政赤字による見せかけ削減、英国に真似たなど諸説紛々であります。また会計年度の始まりが4月になったことで、学校年度も4月始まりに合わせました。
本年度もおかげ様を持ちまして、今日で22回目(内、2回は休会)となります。全ての計画、行事は順調に推移し、無事完了しております。大変ありがとうございました。
但し、一つだけ気になるのは、移動例会が公式訪問を含め6回と多かった事や出席状況が芳しくないことが原因なのかどうかは不明ですが、スマイル投函の勢いがありません。本日を含めまして今年の残り例会数は、12/22の移動例会Xmasパーティー&ワンディホスピタリティーを除き、4回です。平均投函数@5万円として20万で、前回までの投函累計が786,868円なので、合計986,868円となります。目標の200万の半分には届きそうもありません。スマイルは、四大奉仕のプロジェクト達成による貴重な浄財として使わせていただいております。①高潔な生業による価値ある奉仕②地域社会の発展並びに活性化③国際理解、親善、積極的平和の構築④青少年への健康、教育、自己開発など指導力養成活動をより一層充実したプログラムとなり得るよう、皆様方には、更なるスマイル投函のご協力をお願いする次第でございます。
一緒にロータリーの行動をしよう。ロータリーに関わりましょう!永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「仲間を増やして、強いクラブを作りましょう」。
※国際大会=ロータリーの章典の第57条 正式には、「国際ロータリー年次大会」
(57.010.目的)国際ロータリー年次大会の主な目的は、国際レベルにおいて、全ロータリアンを刺激、鼓舞、激励し、かつ情報を与えること、ならびに組織の戦略目標を進展させるためのフォーラムとして機能することである。年次大会は、組織の年次業務会合でもある(2012年1月理事会会合、決定201号)。日本では過去に1961年と1978年に東京大会、2004年に関西(大阪)大会が開催されています。