会長の時間(23)

古河東ロータリークラブ2024-25年度

会長の時間(23)

2024年12月16日 会長の時間 0

かかわってこそ入ってよかった、いてよかったロータリー> 

今年も残すところあと2週間となりました。2024年「今年の漢字」は、「金」でした。ご存じのように「日本漢字能力検定協会」が、その年の世相を表す漢字一文字を、一般公募により最も多かった字を京都の清水寺の舞台で、森清範貫主が一気に箒のような大筆で書き上げ揮毫するものです。「金」が選ばれたのは5回目だそうで、今年はパリオリンピックやパリパラで予想を上回る金メダルを獲得(20、14個)し、大谷翔平選手が3回目のMVPを獲得、「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されたなどの「金」(きん)と、政治の裏金問題、闇バイト強盗、新紙幣発行、未だ止まらない物価高騰などの「金」(かね)があるそうです。以下、2番目が「災」、3番目が「翔」、以下「震」「新」となりました。

皆さんの、「今年の漢字」は、何でしょうか?私はやはり「」としたいです。本年の元旦に能登半島地震が発生、震度7を記録(死者行方不明者11/末現在465人)し、帰省者で増えていたこともあり人的被害が多くなった訳です。道路が寸断され救助活動も難航しました。また翌日には救援のための航空機事故も発生し、一度はテロ事件かとも思いましたが単なる事故であったようで、乗客乗員全員(379人)が脱出し無事であったことが何よりでした。この後も、北陸地方を中心に日本海側の強い寒気による大雪、豊後水道地震、四国、近畿、九州地方、山形の大雨、日向灘地震、岩手県、九州、東海地方の台風、石川県の線状降水帯発生による大雨、沖縄県、九州地方への大雨など災害は後を絶ちません。被害された方、また亡くなられた方へ、お見舞い申し上げますとともにお悔やみを申し上げます。

ロータリークラブとしては、この様な被害に対し常に行動をして、金銭的、物質的支援のほか、がれき処理、物質輸送、医療など国内外を問わず率先して関わって参りました。別紙に能登半島地震に係る「医療を止めない」 被災地の病院を支援として、大久保年度月信3月号に掲載され、また当時、佐谷先生からもメーリングがあったかと思いますが、My ROTARYのロータリーボイスというロータリアンだけのブログ(以前ご紹介したと思いますが)に、各クラブからの一人@2,000円の支援金(当クラブはスマイルより拠出)に地区補助金を加えて緊急物資などをトラックなどで持ち込んだ記事がありますので後程ご覧ください。

これぞロータリーへのかかわりであり、ロータリ-の奉仕理念の一つである弱者に涙して人道的な奉仕活動実践する社会奉仕や国際奉仕の活動をする「超我の奉仕」Service above selfと同じくします。 「利己の心を超越して、他人のことを思いやり、他人のために尽くす」(チェスレー・ペリー解釈)というこの「超我の奉仕」は、規定審議会の決議23-34に「もっともよく奉仕するもの、最も多く報われる」He profits most who serves best(アーサー・シェルドン提唱)とならび1950年よりロータリーのモットー(標語)とされてきました。 特に後者の職業奉仕理念は幾何を超えて、職業奉仕を実践する意味で現在でも尊重されております。 1989年より第1モットーとなった「超我の奉仕」は2005-06年度ステンハマーRI会長のテーマでもありました。

これらのモットーは今後も脈々と受け継がれていくと信じます。本年度のステファニーA.アーチックRI会長は、「ロータリーのマジックで行動計画を前進させましょう」とし、当地区の大髙司郎ガバナーも「元気な一歩、共に成長するクラブの力」として、ロータリービジョンの実現のために、4つの優先事項である「参加者の基盤を広げ」「参加者の積極的なかかわりを促し」「より大きなインパクトをもたらし」「適応力を高める」ことを前進させましょうと唱えております。どうぞ、ロータリーにかかわって頂きまして、入ってよかった、いて良かったと思えるようなロータリーライフを、みなさんそれぞれご自身が導き出して頂ければ幸いでございます。永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「仲間をやして、いクラブを作りましょう」。

ロータリー活動の原点は個々のクラブであり、そして奉仕を実践するロ-タリアンであります。 先の2つのロ-タリ-哲学を遵守し、時代の変革に応じ、変えるべきところは変えていければと考えます。皆様方には、半年間ほんとうにお世話になりました。また来年も本年同様ご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、皆様方のご多幸ご健勝をご祈念し、今年例会場で最後の会長の時間と致します。ありがとうございました。

※別紙配付資料があります。会員専用ページをご覧ください。

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