会長の時間（８）

＜基本的教育と識字率向上＞

二百十日が過ぎました。今般、台風の影響を受けられ被害を受けている方々にはお見舞いを申し上げます。皆様も災害の準備は万全でしようか？地震や火事、台風の風などの対策については実施している方々はいますが、意外と水害対策については何もされていない場合が多いとニュースで取り上げておりました。もしもの時の早めの対策を取られてはいかがでしょうか。

さて9月のロータリーの特別月間は「基本的教育と識字率向上」です(ロータリーの特別月間とは、クラブだけでなく、ロータリアン一人ひとりが、ロータリーの活動に参加するよう強調するため、国際ロータリー（ＲＩ）理事会が指定した月間のことです)。

　ロータリーの重点分野の７つの内の1つである｢基本的教育と識字率向上｣は、2014年10月にRI理事会が9月を重点分野とし、下記のプロクラムを強調する月間とした。

• 地域社会で基本的教育を普及し、識字能力を高めるためのプログラムを支援
• 地域社会の参加を促進、成人識字率の向上、教育における男女格差を減らすための活動
• 基本的教育と識字率向上に関連した仕事に従事することを目指す専門職業人のための奨学金支援をする　

いずれも｢基本的教育と識字率向上｣の目的に適したものであれば、地区補助金やグローバル補助金を利用することができます。逆に申し上げれば、これを使わない手はないという事です。

詳しくは、My ROTARYのショーケースに世界で実施した実例が掲載されていますので、ご覧ください。次なるプロジェクトの参考となるものが見つかるといいですね。

ロータリーではWCS 活動の一環として、募金活動をしたり、マッチング・グラントをしたりして 辞書の寄贈、学校建設、個人指導者としての奉仕などで識字率を高める活動を積極的に行っています。当クラブも数々の識字率向上プロジェクトがあります。

①マッチング・グラント

• バンコクPattanakarnRCへ英語／タイ語の辞書制作　支援
• タイの小学校食堂へ什器備品　提供　
• 数々の放置自転車　贈呈
• 数々のこの指とまれ　参加など

②地区補助金

• 古河英語カルタ　制作＆贈呈
• ロ－タブリッジ　企画
• ラムサール条約登録記念の教材用下敷きを小学生へ8,000枚贈呈
• 渡良瀬遊水地ガイドマップを小山南RC他の他地区クラブとの合同プロジェクト
• ネパール国へ学用品等の贈呈(コロナ禍拡大直前による危険な贈呈式経験)
• モンゴルの子供達に学用品贈呈(この指とまれ併用)
• その他の日本語教室教材　支援　など

本日は、飯田勉様にお出で頂いております。飯田さんは坂東市(旧岩井市)で美容院を営んでおりましたが、語学やプロジェクトの経験などがないまま、50歳で国際協力を目指し、初めてアフリカのNGO(民間の国際協力機構=非政府組織)活動をした方です。また現在は4月から古河間税会岩井支部の支部長であります。

2008年(山崎･佐谷年度)にアフリカのブルキナファソ、第9100地区、ワガドゥグー・ミレニアムRCとの連携で、ヤルガド大学病院へ防虫蚊帳を876枚と保健省へ3,000枚の贈呈にかかわって頂きました。その節は大変お世話になりましてありがとうございます。その時の相手のRC会長よりの礼状がありますので、別紙をご覧ください。その後にテロ攻撃やクーデターが多数発生し、安全な国(ブルキナファソとは 「清廉潔白な人の国」という意味)が紛争等によりブルキナファソは多くの被害発生し、避難民が拡大され貧困層が拡大しました。本日は、「ブリキナファソに暮らして」という事で卓話を頂く事になりました。｢基本的教育と識字率向上｣の月間でもあり、その辺りも少し触れて頂ければ幸いです。それでは、よろしくお願いします。

(補足資料)

――児童・生徒への支援――

全世界で、約5700万人の子供が学校に通っていません。ブルキナファソの識字率は28%

――教師の養成――

全世界の子供が初等教育を受けるには、あと170万人の教師が必要です。

　また、9月は10月の｢米山月間｣とともに、日本独自の月間テーマである｢ロータリーの友｣月間でもあります。クラブ定款第15条にあります会員の義務でもある｢雑誌の購読｣や記事紹介を会員に強調する月間です。

以前は雑誌月間が4月にありましたが、雑誌月間の廃止に伴い2015-16年度より日本独自に、9月を「ロータリーの友月間」としました。ロータリー地域雑誌と呼ばれる「友」誌は、全世界に31誌ある地域雑誌でその目的は地域の特徴ある活動をその地域のロータリアンが共有することであります。大きな目次、小見出し、タイトル辺りだけでも見ておくと、良いかもしれません。また、中身も全部でなくても、斜め読みなどしていくとそのうち興味が出てくる記事にあたったら、どうぞじっくりと呼んでみてください。またロータリーの友は、電子版が発行されております。是非パソコンやスマホからのぞいてみましょう。半年ごとに｢友｣よりID、パスワードが発表されますので、会長、幹事迄お聞きください(2024-25年上期分は7/19メーリングリストでご確認ください)。

そして、少しずつロータリーの友を購読しつつ、ロータリーにかかわりましょう！永遠の奉仕を目指して、クラブを活性化し、そして「仲間を増やして、強いクラブを作りましょう」。